勝龍寺
平安時代 空海(弘法大師)の開基。
元の寺号は恵解山青龍寺で、観音堂を始め九十九坊が建てられていたといわれます。
大干ばつ大飢饉の年に住職千観上人の祈祷で雨が降り、
龍神に勝ったという意味から「勝龍寺」と改名されました。
京都洛西観音霊場第十四番札所、
ぼけ封じ近畿十楽観音霊場第三霊場です。
境内案内
本堂
西の空に向う龍に見立てたしめ縄は、毎年1月第2日曜日の毘沙門天の縁日に檀家によって作られています。
本尊は鎌倉時代につくられた十一面観音で、国の重要文化財に指定されています。
その他、長岡京市指定文化財の仏像が祀られています。
8月18日の観音大祭、11月第2日曜日に行われる長岡京ガラシャ祭の際御開帳されます。
ぼけ封じ観世音像
ぼけ封じ近畿十楽観音霊場の第三霊場となっています。
生きる喜び、生かされる生命に感謝し、健康で楽しい日々が暮らせるよう、十ヶ寺の霊場寺院にお参りしましょう。
賓頭盧尊者像
こちらの仏様は、心身の病んでいる所と同じ所を撫でて、一心にお参りすると病が治るというご利益があると言われています。別名なで仏と言われます。
修行大師像
真言宗の開祖 弘法大師が全国を行脚したお姿です。
お参りする足元には、先代住職淨運和尚が四国八十八ヶ所を回りいただいたお砂が入っています。
弥勒菩薩座像と地蔵群
元々弥勒菩薩座像の場所には地蔵座像がありましたが、
昭和39年に盗難に遭ったことを知った地域の陶芸家が寄贈され今に至ります。南北朝時代の石仏もあり、毎年8月23日には地蔵盆を行っています。
鐘楼堂
初代の梵鐘は大阪夏の陣の際持ち去られ転々とし、現在は能勢町の真如寺に現存し、大阪府の指定文化財となっています。現在あるのは3代目の梵鐘です。
大晦日には除夜の鐘がつけます。
春日神社
神仏習合の名残りで隣には勝竜寺地区の氏神様をお祀りしています。